今日の経営学
皆さんおはようございます。たこやきです。
今日も経営学やっていきたいと思います。
本日の内容は日本と欧米の労働組合についてです。
あ、余談なんですけど、最近貯金をはじめました。
それだけです。(笑)
欧米:産業別、職業別の企業横断賃率
日本:企業規模別賃金
↑
これらが企業に所属型の性格を与えている一因
欧米
組合の形態:産業別職種別労働組合
組合員:同一産業、同一職種の労働者
企業との関係:企業外的(企業から独立)
賃金:労働の対価(同一労働・同一賃金)
産業別・職種別企業横断賃金
日本
組合の形態:企業別労働組合
組合員:同一企業の従業員
企業との関係:企業内的
賃金:賃金体系(基本給+諸手当)
企業規模別賃金
欧米では、産業別・職種別労働組合である。労働者はまずいかなる職種をこなす能力を持つかによって産業別、あるいは職種別に組織された労働組合の一員になる。このようにして、労働組合は様々な企業に雇用される労働者を抱え、企業外的な立場として、労使対等の姿勢を貫き、団体交渉を行う
↓その結果
どこで勤務しようと、同一労働同一賃金の原則にたった産業別、職種別の企業横断賃率が成立する。労働者が特定の企業を離れても彼らは依然としてその労働組合の一員である
一方、日本では労働組合は企業別に組織されている。
労働者は特定の(企業別労働組合)会社の社員となって初めて、当該会社の労働組合員となり、その会社を離れれば組合員でなくなる。
※非社員従業員もまたその会社の労働組合員たる資格を持ち得ない
組合も会社あっての組合であり、会社の存亡は組合の存亡に直結する(企業別というより、企業内労働組合)
企業に対しては、欧米と違い労使協調路線を取らざるを得ない
このようにして、日本ではどの会社の従業員であるかによって、賃率が異なり、同じ職務についても格差が認められる企業規模別賃金が支払われる。
いかがでしたか?なぜ、欧米は同一労働同一賃金に則った、企業横断賃率で、日本が企業規模別賃金なのかわかっていただけたかと思います。
それでは今日も1日頑張っていきましょう!
※参考文献
ひとりで学べる経営学(文眞堂)三戸浩 池内秀己 勝部信夫 著