今日の経営学
皆さん、おはようございます。
たこやきです。
今日も経営学やっていきたいと思います。
今日の内容は株式会社についてです。
日本型株式会社制度の特異性
我が国の株式会社は株式会社本来の構造(欧米型)を逸脱した特異な体制となっている。
ところが、特異な株式会社の構造が会社そのものの成長には極めて有利な戦略をとることを可能にしてきた。
欧米の株式会社→株式会社の所有者は、株式の購入者たる株主=出資者であり会社は株主の私有財産である。したがって株主総会が株式会社の最高意思決定機関であり、株主に代わって資本の運用、すなわち会社の経営を担当する取締役が選出される。主として、会社の外部の人間が取締役会を構成する。(社外重役中心)
取締役は取締役会を構成して経営の執行者としての社長を選出する
日本の株式会社(とりわけ大企業)→社長は取締役会において実質的に選出されるのではなく、現社長が取締役から自分の後任を決めるのが普通。取締役会は法的には株主総会の下部機関として位置付けられ株主総会で選出されるが、実質的には社長によって従業員の中から任命された取締役により構成される。(社内重役中心)日本の取締役会は株主総会に責任を負って、社長の行動をチェックするというよりは社長の部下、補佐役であり従業員の出世したものとしての性格を持っている。 ↓
すなわち日本では社長や取締役は株主の代理や受託経営者ではなく、一面では従業員の代表という性格を持っている。
日本の株式会社の制度は本来の株式会社の制度と少し異なるということが分かったと思います。
では、今日も1日頑張っていきましょう!
※参考文献
ひとりで学べる経営学(文眞堂)三戸浩 池内秀己 勝部信夫 著